MADEIN GARAGE
ニットをもっと多くの人に手に取ってもらうために何ができるか。
多くのドメスティクブランドのニットを手掛け、ニットの現在地を知る人間達が、
国内ニットメーカーと共にニットの未来を考え最高の1枚を創造する為に、MADEINGARAGEを立ち上げた。
日本人の作る、統制されたモノづくりは今でも世界のトップのクオリティを実現する。
ニットを編む人間は、一目一目に魂を注ぎ込んでゆく。
そこにあるのは情熱である。
だからこそ人に、いきのニオイを感じさせることができる。
ニットとは変化していくもの。
ニットには自分の手で育てていけると言う素晴らしさがある。
同じ製品でも着る人・環境によって未来の姿に個性が現れる。
それを教えてくれるのは今も市場に出回る古着。
時間を重ねてきた服は、先人たちの生活習慣や、
当時の職人の技を見て摂ることができる貴重な財産である。
そこには現代とは全く異なった文化や思想・主義が存在している。
今の時代は良くも悪くも平均化され、個性がなくなっている。
大量生産・大量消費の現代で、何も残らない流れに身を任せる社会。
均一化された物で溢れる記号化した社会。
そんなものに何も価値は見出せない。
顔も見えない誰かの作った見栄えだけのものよりも、
頑固者の作った細かい気配りが伝わる一枚の方が、
何倍カッコ良いか考える機会を提供する為に
MADEINGARAGEが存在する。
過去に対する尊敬の気持ちを、この現代で表現したい。
過去の文化を捨て利益のために突き進むしかない大量生産・大量消費の社会に感じる違和感を、
多くの識者・スペシャリストと共に一枚の服にする。
決して一人では創造出来ない服。
多くの人の協力があるからこそ紡ぎ出せる服。
自分たちの未来は自分たちで作るしかない。
その想いから派生していくモノは必ず、
共にこの業界を歩む人間や身に纏う人達の未来に繋がっていく。
我々は文化を作るために、
そして継承して行くために究極の一枚を追い求め、
この世界で悪あがきを続けていく。